「京味」
●住 所/港区新橋3-3-5
●電 話/03-3591-3344
●訪問日/2007年11月5日(月)
●入店時間/19:00
●オーダー/おまかせ×2
●会 計/119,175円
このところ、仕事が忙し過ぎてなかなかブログの更新をする余裕がない。身体が二つあるか、一日の時間が50時間あるならば、もっと楽に物事が運ぶだろうに・・・などとボヤきながら過ごす忙殺の日々である。よって数少ないこのブログの読者のために、近日掲載予定で現在下書き中の店を幾つか紹介すると、
◆荻窪「四つ葉」/すっぽん
◆銀座「割烹かじ」/日本料理・割烹
◆麻布十番「世良田」/焼鳥
◆銀座「七面草」/割烹
◆麻布十番「クチーナ・ヒラタ」 /イタリア料理
◆銀座「由松」/天ぷら
◆銀座「福臨門」/広東料理(上海蟹)
などなど言わずと知れた有名店ばかりである。が、しかし、“旨いモノ”と“そうでないモノ”を忌憚なく書かせて頂こうと考えているので、乞うご期待!?
さて、余談はこれくらいにして、本題に入ることにしよう。この日も京味で美味しいものを頂ける機会に恵まれた。京味へ向かうときはいつも心が躍るようである。「今日はどんな美味しいものを供して頂けるのだろう・・・」と。暖簾をくぐり店に入ると既に連れが待ち構えていた。この日は二組五名の先客が先発しており、私達を含め都合七名の客がカウンターへ腰を下ろしていた。
この日の献立は次の通り
●小鉢
海鼠腸(このわた)の飯蒸し
一口サイズのおこわに海鼠腸(このわた)が乗る。暖かくてもちもち感のあるおこわ御飯に海鼠腸の塩辛がぴったり合い旨い。
●先付
鯛の肝のしんじょう・ウニのしんじょう・きゅうりと大根のごま和え・零余子(むかご)のフライ
と、ここで西さんから「うちの宣伝をして頂いていると聞いたので、御礼状でも書こうかと思っていたんですよ!」と、いきなり振られ驚いた・・・
どうやらこのブログの存在を知られてしまったようである、、
●半生からすみ
薄くスライスした極上のからすみは酒のつまみにぴったり合う。
●白子焼
軽く炙った鱈の白子が二つ供された。外は香ばしく中はねっとり柔らかくて旨い。
●焼松茸
今年、西の松茸は丹波を始め、広島、岡山辺りはみな不作であったと言われており、逆に岩手産、長野産などが市場に多く出回っていた。が、ここ京味では小振りながら中開き〜開きの丹波産松茸が二本、二つに裂いた状態で軽く醤油が塗られ供された。今回は酢橘ではなく柚子が添えられている。先ずは器ごと持ち上げ顔に近づけ香りを楽しむ。香ばしくて強い松茸の香りが食欲をそそる。それを一口食すと、ジューシーな旨味と香りが一気に口の中へ充満した。秋の味覚の王様を味わい幸せを感じる瞬間である。次に柚を絞ってみる。また酢橘とは違う柚の香りに更に食欲が刺激される。
私も10月中旬に京都の八百屋から丹波産の上物を自宅用に1kg送らせ、自宅で焼松茸を楽しんだ、が、やはりこちらで供して頂く味には到底かなわない・・・
●海老芋の含め煮
今年初物として供された海老芋は京都の伝統野菜のひとつ。きめの細やかさを生かしたは含め煮は絶品。
●造り
この日は、「鯛、伊勢海老、赤貝」の三種である。
鯛はカワハギの肝を溶いたポン酢につけて頂く。カワハギの肝のまったりした濃厚な旨味とポン酢のサッパリとした清涼感とが絶妙なハーモーニーを奏でるかのごとく、口の中で絡み合い美味極まりない。伊勢海老は焼海苔で包んで頂く。包丁で丁寧な仕事が施された赤貝は身が締まり、こりこりした歯応えがありながらも硬過ぎず柔らか過ぎず旨い。
●鱧松茸鍋
ざく切りの松茸に、脂の乗った秋鱧と水菜が入る。こちらの松茸も開きが使用され、その香りは上品で強い。相変わらず出汁はしっかり引かれており、最後の一滴まで残らず頂いた。思わず「もう一杯!」と言いたくなる旨さである。
●焼き物
「若狭のぐじの塩焼き」と「ウズラの照り焼き」に松茸の足の煮物が添えられる。炭火で焼かれたぐじの身は締まっていながら柔らかく、甘みと旨味が凝縮されている。別添えにされたぐじの皮はきれいに剥がされ、こんがりとパリパリに焼かれ芳ばしくコクがありこれまた旨い。程よく味の浸み込んだウズラの肉は身が締まり、歯応えがあり美味である。
●松茸のフライ
松茸の一番旨い食し方は最もシンプルな炭火焼きである。が、しかし、京味で供される松茸のフライはそんな私の思いに一石を投じる一品である。こちらも中開きから開きの松茸二本分を二つに裂いた状態でフライにして供される。小皿のウスターソースにつけて頂く松茸のフライは外がカリっと揚がり中はジューシーで柔らかく、ソースとの相性が良いのか非常に旨い。「もう一本!」と言いたくなる・・・
●蕪の柚あんかけ
こちらは前回同様、大きめの蕪のうえから、暖かくて柚の香りと出汁のきいたあんがかけられている。あんのなかには一口サイズの海老のそぼろと松茸が入っており、箸ですっと切れるほど柔らかな蕪と海老のぷりぷりの食感とを、とろりとしたあんがひとつに包み込む。
●松茸ご飯と鮭はらす御飯
〆の食事は松茸御飯と定番の鮭はらす御飯をそれぞれ一膳ずつ頂いた。
●わらびもち
この日のデザートは蕨餅を頂くことに。葛きり同様、京味では蕨餅も手作りで作ってしまう。蕨餅にかけられたきな粉も香ばしく上品な味である。
この日は、いつもよりややハイペースで食が進み、所要時間は90分を楽に切った。別に早食い自慢をするわけではないが、やはり食欲の秋なのだろうか・・・当然、先発していた先客も追い抜いてしまう結果となった。
いつもながら、旬の味覚を尽くした数々の料理を供して頂きとても幸せであった。
●住 所/港区新橋3-3-5
●電 話/03-3591-3344
●訪問日/2007年11月5日(月)
●入店時間/19:00
●オーダー/おまかせ×2
●会 計/119,175円
このところ、仕事が忙し過ぎてなかなかブログの更新をする余裕がない。身体が二つあるか、一日の時間が50時間あるならば、もっと楽に物事が運ぶだろうに・・・などとボヤきながら過ごす忙殺の日々である。よって数少ないこのブログの読者のために、近日掲載予定で現在下書き中の店を幾つか紹介すると、
◆荻窪「四つ葉」/すっぽん
◆銀座「割烹かじ」/日本料理・割烹
◆麻布十番「世良田」/焼鳥
◆銀座「七面草」/割烹
◆麻布十番「クチーナ・ヒラタ」 /イタリア料理
◆銀座「由松」/天ぷら
◆銀座「福臨門」/広東料理(上海蟹)
などなど言わずと知れた有名店ばかりである。が、しかし、“旨いモノ”と“そうでないモノ”を忌憚なく書かせて頂こうと考えているので、乞うご期待!?
さて、余談はこれくらいにして、本題に入ることにしよう。この日も京味で美味しいものを頂ける機会に恵まれた。京味へ向かうときはいつも心が躍るようである。「今日はどんな美味しいものを供して頂けるのだろう・・・」と。暖簾をくぐり店に入ると既に連れが待ち構えていた。この日は二組五名の先客が先発しており、私達を含め都合七名の客がカウンターへ腰を下ろしていた。
この日の献立は次の通り
●小鉢
海鼠腸(このわた)の飯蒸し
一口サイズのおこわに海鼠腸(このわた)が乗る。暖かくてもちもち感のあるおこわ御飯に海鼠腸の塩辛がぴったり合い旨い。
●先付
鯛の肝のしんじょう・ウニのしんじょう・きゅうりと大根のごま和え・零余子(むかご)のフライ
と、ここで西さんから「うちの宣伝をして頂いていると聞いたので、御礼状でも書こうかと思っていたんですよ!」と、いきなり振られ驚いた・・・
どうやらこのブログの存在を知られてしまったようである、、
●半生からすみ
薄くスライスした極上のからすみは酒のつまみにぴったり合う。
●白子焼
軽く炙った鱈の白子が二つ供された。外は香ばしく中はねっとり柔らかくて旨い。
●焼松茸
今年、西の松茸は丹波を始め、広島、岡山辺りはみな不作であったと言われており、逆に岩手産、長野産などが市場に多く出回っていた。が、ここ京味では小振りながら中開き〜開きの丹波産松茸が二本、二つに裂いた状態で軽く醤油が塗られ供された。今回は酢橘ではなく柚子が添えられている。先ずは器ごと持ち上げ顔に近づけ香りを楽しむ。香ばしくて強い松茸の香りが食欲をそそる。それを一口食すと、ジューシーな旨味と香りが一気に口の中へ充満した。秋の味覚の王様を味わい幸せを感じる瞬間である。次に柚を絞ってみる。また酢橘とは違う柚の香りに更に食欲が刺激される。
私も10月中旬に京都の八百屋から丹波産の上物を自宅用に1kg送らせ、自宅で焼松茸を楽しんだ、が、やはりこちらで供して頂く味には到底かなわない・・・
●海老芋の含め煮
今年初物として供された海老芋は京都の伝統野菜のひとつ。きめの細やかさを生かしたは含め煮は絶品。
●造り
この日は、「鯛、伊勢海老、赤貝」の三種である。
鯛はカワハギの肝を溶いたポン酢につけて頂く。カワハギの肝のまったりした濃厚な旨味とポン酢のサッパリとした清涼感とが絶妙なハーモーニーを奏でるかのごとく、口の中で絡み合い美味極まりない。伊勢海老は焼海苔で包んで頂く。包丁で丁寧な仕事が施された赤貝は身が締まり、こりこりした歯応えがありながらも硬過ぎず柔らか過ぎず旨い。
●鱧松茸鍋
ざく切りの松茸に、脂の乗った秋鱧と水菜が入る。こちらの松茸も開きが使用され、その香りは上品で強い。相変わらず出汁はしっかり引かれており、最後の一滴まで残らず頂いた。思わず「もう一杯!」と言いたくなる旨さである。
●焼き物
「若狭のぐじの塩焼き」と「ウズラの照り焼き」に松茸の足の煮物が添えられる。炭火で焼かれたぐじの身は締まっていながら柔らかく、甘みと旨味が凝縮されている。別添えにされたぐじの皮はきれいに剥がされ、こんがりとパリパリに焼かれ芳ばしくコクがありこれまた旨い。程よく味の浸み込んだウズラの肉は身が締まり、歯応えがあり美味である。
●松茸のフライ
松茸の一番旨い食し方は最もシンプルな炭火焼きである。が、しかし、京味で供される松茸のフライはそんな私の思いに一石を投じる一品である。こちらも中開きから開きの松茸二本分を二つに裂いた状態でフライにして供される。小皿のウスターソースにつけて頂く松茸のフライは外がカリっと揚がり中はジューシーで柔らかく、ソースとの相性が良いのか非常に旨い。「もう一本!」と言いたくなる・・・
●蕪の柚あんかけ
こちらは前回同様、大きめの蕪のうえから、暖かくて柚の香りと出汁のきいたあんがかけられている。あんのなかには一口サイズの海老のそぼろと松茸が入っており、箸ですっと切れるほど柔らかな蕪と海老のぷりぷりの食感とを、とろりとしたあんがひとつに包み込む。
●松茸ご飯と鮭はらす御飯
〆の食事は松茸御飯と定番の鮭はらす御飯をそれぞれ一膳ずつ頂いた。
●わらびもち
この日のデザートは蕨餅を頂くことに。葛きり同様、京味では蕨餅も手作りで作ってしまう。蕨餅にかけられたきな粉も香ばしく上品な味である。
この日は、いつもよりややハイペースで食が進み、所要時間は90分を楽に切った。別に早食い自慢をするわけではないが、やはり食欲の秋なのだろうか・・・当然、先発していた先客も追い抜いてしまう結果となった。
いつもながら、旬の味覚を尽くした数々の料理を供して頂きとても幸せであった。
≪この記事へのコメント≫
いつも楽しく拝見させてもらってます。
京味、いつか行ってみたいお店です。
地方公務員の月給ではなかなか行けないので、楽しみにしてます。
京味、いつか行ってみたいお店です。
地方公務員の月給ではなかなか行けないので、楽しみにしてます。
2007/11/14(水) 13:51:02 | URL | miya #-[ 編集]
miyaさん、こんにちは
多くの食通を魅了してやまない、京味の料理は訪問する度に“食”の感動を与えてくれます。厳選された旬の素材をふんだんに使い、その持味を最大限に引出す匠の技に、改めて日本の四季折々の味覚を再認識し、「日本人に生まれてきて良かった・・・」と幸に思えることでしょう。
機会があれば是非訪問なさって下さい。
多くの食通を魅了してやまない、京味の料理は訪問する度に“食”の感動を与えてくれます。厳選された旬の素材をふんだんに使い、その持味を最大限に引出す匠の技に、改めて日本の四季折々の味覚を再認識し、「日本人に生まれてきて良かった・・・」と幸に思えることでしょう。
機会があれば是非訪問なさって下さい。
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