食道楽 ━KUIDORAKU━

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ピッコロ・グランデ
「CUCINA Piccolo Grande」 ピッコロ・グランデ

●住 所/港区麻布十番3-7-2
●電 話/03-3457-0665
●訪問日/2007年12月16日(日)
●入店時間/22:10
●オーダー/下記参照
●会 計/16,275円



 昨夜に続き、この週末はどうやらイタリアンに取りつかれているようだ。
この日も21:30過ぎにイタリアンが恋しくなり、娘と相談して麻布十番の“ピッコロ・グランデ”へ。この店は媒体等への露出も多く、やはり通常のディナータイムでは飛込みによる席の確保が難しい。が、日曜のこの時間である、昨日に引き続きいとも簡単に入店可能となった。それでも店内は八割程度の席が埋まっており、この店の人気の高さが覗える。
このピッコロ・グランデもドマーニ同様、カジュアル&リーズナブルなイタリア家庭料理の一軒といえるだろう。特に料理の種類はドマーニよりも豊富でその日のお奨めなどを含めると、前菜は15種類以上、パスタも20種類程度から選べるところがこの店の良いところだ。

この日のメニュー

●パン
フランスパン・黒ごまのパン・揚げパン。
全て自家製のパンは普通に旨い。特に黒ごまのパンはごまの風味が強くて旨い。バターが添えられる。

●前菜の盛り合わせ ピッコログランデ風 /1,900円
パルマ産生ハムとサラミ、ルッコラ添え・シーフードマリネ・ラタトゥーユ・トマトのサラダ、ルッコラ添えなどイタリアン定番の冷たい前菜の盛合わせ。

●自家製ピクルス/800円
胡瓜・人参・カリフラワー・玉葱・蕪などの自家製ピクルスは程よい酸味と歯応えである。

●鮪の中落ちタルタル ガーリックトースト添え/1,700円
フランスパンのガーリックトーストに鮪の中落ちタルタルを乗せて頂く。緑と赤のオリーブ酢漬けも添えられる。娘はドマーニのタラモサータラの方が好きだと言っていたが、素材が異なっているので人により好みは分かれるところか。

●コンソメスープ×2
琥珀色をしたコンソメスープの中にラビオリが6つ入る。スープは可もなく不可もなくといったところ。大衆店としてはこんなもの。ラビオリは手作りを演出するためか大きめに形成されており、やや固めのワンタンのようである。味はいまひとつ。

●アサリとブロッコリーのガーリックスパゲッティ/1,600円
実はボンゴレロッソを注文していたのだが、店側のうっかりミスからブロッコリー入りが供された。好き嫌いの無い食道楽にっとってブロッコリーはなんら問題なく食することが出来る食材である。が、見た目にはボンゴレロッソとは違うレシピの料理のように見える。一口食してみて確信する。明らかにボンゴレロッソとは異る一皿である。
ボンゴレロッソを食べたいと思っていた客のところへ、本来あるべきでないブロッコリーが入っているばかりか、まったく違うレシピのスパゲッティが運ばれてしまったことになる・・・もしも、ブロッコリー嫌いの客であればここで不愉快になる場面である。味の方もいまひとつ・・・

●ポルチーニ茸のリゾット/1,800円
気を取り直してポルチーニ茸のリゾットを頂く。こちらは見た目も味も悪くない。

●ヨーグルトのシャーベットとバニラのジェラート
デザートにはサッパリとしたヨーグルトのシャーベットとバニラのジェラートをオーダーする。さっぱりした酸味のヨーグルトのシャーベットは旨い。バニラのジェラートはピンとこないというか、ジェラートとは言えない代物。

 連夜のイタリア家庭料理を満喫したわけだが、まぁどちらもリーズナブル&カジュアルな店なのでこんなものだろう。肩肘張らずに気軽に仲間や家族とワイワイやるには使える店である。ただ、ピッコロ・グランデはロケーションもよく媒体への露出が多いため、大衆店であるにも拘らず事前に予約を入れないと通常ディナータイムは席の確保が難しいく、思いついたときに飛び込みにくいのが難点。また、人気店故の慢心からかいつも混雑しているためスタッフのサービスにもムラがあり、しばしば客からのオーダーやリクエストを忘れてしまうスタッフも・・・今後のサービス向上を願う。
海路ドマーニ
「Bonasera domani」 海路ドマーニ

●住 所/世田谷区池尻4-37-8
●電 話/03-3412-4011
●訪問日/2007年12月15日(土)
●入店時間/21:40
●オーダー/下記参照
●会 計/18,440円



 土曜の夜、21時を過ぎてから無性にイタリア家庭料理が恋しくなった。人気店は通常のディナータイムであればどこも満席だろうがこの時間であれば空席もあろうかと、とりあえず手始めに“ドマーニ”へ電話をしてみる。すると案の定、あっさり席が確保できたので相棒である娘を車へ乗せ淡島通りへと走らせる。
この店の良いところは、気軽にカジュアルな料理をリーズナブルな料金で楽しめるところと、無休でラストオーダーが23時というのも嬉しい点だ。

 道が空いていたこともあって店にはすぐに到着した。中へ入り周囲を見渡すと客はまだポツポツと残っている。私達は向かって左側のアランチャという部屋のテーブル席へ通されそこへ腰を下ろす。このアランチャという部屋は二人掛けのテーブルが4つと奥に四人掛けのテーブルがひとつあるので、キャパは計12名前後で照明はやや絞られ落ち着いた雰囲気である。

この日のオーダー

●タラモサータラ/730円
ドマーニ定番。タラコとじゃがいも、生クリームなどの練り物。あっさり軽い感じで旨い。
オニオンスライスとケッパーが添えられる。パンにつけても良し、そのまま食べても良し。

●ムール貝の蛸壺焼き/950円
こちらもドマーニ定番と言えるだろう。“洋風のたこ焼用鉄板”の中に六個のムール貝が入る。味付けはリキュールとオリーブオイルをベースにガーリック&バターそこにパン粉、パセリなどが乗せられ焼かれる。

●アサリのガーリックオイル焼き/1390円
白ワインとバター、ガーリックで味付けしたシンプルな一品。

●魚介類のチリソース煮 「セウタ」/1450円
ドマーニ定番。トマトベースのチリソースに海老、烏賊、帆立などの魚介類が入り、やや辛目の味付けである。

●パルマ風 丸ごとチーズのリゾット/1350円
客席でのパフォーマンスとして、中身をくりぬいたパルメジャンチーズ風(リーズナブルな店なのでDOPの認定を受けたパルミジャーノ・レッジャーノは使用していない)の大きなチーズの中で、リゾットをかき混ぜてから皿に取分けてくれる。チーズのコクと香りがしっかりしていて旨い。だが一皿を一人で食するにはややしつこいので、他のパスタなどと二人または三人でのシェアがお奨め。

●渡り蟹のトマトクリームリングイネ/1450円
この日は、寒さのせいもあってかオマール海老メインのブイヤベースが大人気で、オマール海老系の料理が完売御礼とのことなので、仕方なく渡り蟹のトマトクリームリングイネをオーダーした。が、こちらはいまひとつリングイネの食感と歯切れが悪く、そのせいか味付けもまったり感が強過ぎて切れがない。

●佐渡島産 天然アワビのまるごとステーキ/4,930円
鮑は「100g=2,900円」の価格で、この時は“170g・200g・220g”と三種類の中からチョイスできるとのことで170gの鮑をオーダーした。
ガーリック&バターで焼かれ、ややバルサミコ風調味料とチーズの風味がする鮑のステーキにはラタトゥーユ風の具材が添えられ供される。
素材と味についてのコメントは、まぁ、リーズナブルな店だしこんなものだろう・・・

●地鶏のロースト小悪魔風/1,850円
この店で「diavolo」とも呼ばれるこの料理につけられた“小悪魔風”との名の由来は「辛いから」とのことであるが・・・辛くないのはご愛嬌。そもそも“diavolo”とは小悪魔のことではない。

 ここまで約二時間の食事は娘と二人ではややボリュームが多く、食後には腹がパンパンに膨れあがった。ここドマーニはあくまでもリーズナブルでカジュアルな店なので、基本的に質の高さを料理に求めてはいけない。それよりも、気軽に腹一杯イタリア風家庭料理が楽しめる店という位置づけになるだろう。
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