「五代目 野田岩 麻布飯倉本店」
●住 所/港区東麻布1-5
●電 話/03-3583-7852
●訪問日/2007年7月21日(土)
●入店時間/20:10
●オーダー/天然鰻蒲焼(大串・筏)/5,000円(蒲焼・ご飯・きも吸・お新香・大根おろし)
天然鰻重箱(大串・筏)/5,000円(鰻重・きも吸・お新香・大根おろし ) /ビール1本
その他
●会 計/13,500円
この日はたまたま連れが「うなぎが食べたい!」と言い出したので、次の瞬間に野田岩の‘天然鰻’が頭に浮かんだ。そういえば、前回に野田岩を訪れたのは今年の三月でそのときはまだ時期が早く天然鰻にありつけなかった。
ならば今日こそは・・・と思い立ち、とりあえず店に電話をしてみると運良くまだ天然鰻が残っており取り置きしてもらえるとのことだったのでお願いすることにした。
店に着いたのは19:20頃だったが、案の定、店内の待合席に座りきれない客が表まであふれている。すかさず玄関に用意されてある順番待ちのリストに自分の名前を書込みしばし待機することに。このとき順番待ちをしていた先客はざっと15組くらいだろうか、まぁ30〜40分は軽く待つことになるだろうと覚悟を決めた。ちなみに野田岩で鰻を食べようとするときは空腹時は避けるべきである。なぜなら席に着くまでに30分、更に席に着いてから鰻が出てくるまで30分はかかるため、都合一時間程度は待されてしまうことが普通にあるからである。
しばらく表をウロウロしながら時間つぶしをしていると、ようやく名前を呼ばれた。この時、時計に目をやると20:10頃だったので結局表で50分待ったことになる。
この日に通されたのは1階奥の厨房寄りのテーブル席だ。当然のことながら空席などひとつも無く、周囲の先客らは旨そうに鰻を食している。すぐにお姉さんが注文を取りに来たが、既に電話で天然鰻の蒲焼と鰻重を注文してあったのでその確認だけだ。
さてさて、ビールで喉を潤しながらあとは鰻が焼き上がるのを待つだけである。連れと他愛無い世間話しをしながら待つこと約35分、蒲焼と鰻重が運ばれてきた。野田岩の蒲焼はステンレス製の器に熱いお湯を張り、その上にかぶさった漆の器の中に蒲焼を収めた状態で供される。客が鰻を食べ終わるまで冷えないようにとの心憎い配慮である。
では先ずは定石通りに肝吸を一口頂く。出汁も塩の効き具合も文句のつけようがなく旨い・・・
次は鰻になにも足さずにそのまま食する。養殖モノと明らかに違う点は人工的に肥えさせられていないので、無駄にふっくらしておらず、柔らか過ぎず、身が締まっているせいかむしろ蒲焼自体の厚みは薄く素朴で適度な歯応えがある。
野田岩の鰻のタレは私の好みとは少し違うので、タレはかけずに山椒をふり食べることに。
ご飯を一口・・・「旨い」。
前回はこの店の米に苦言を呈したが、この日は米が立っていて味も歯応えも炊き加減も全てが別物であった。大降りの蒲焼とご飯をあっという間に完食してしまった。
連れが残した鰻重も少し手伝ってやったが、やはり鰻は鰻重よりも蒲焼の方が旨いと感じた。
●住 所/港区東麻布1-5
●電 話/03-3583-7852
●訪問日/2007年7月21日(土)
●入店時間/20:10
●オーダー/天然鰻蒲焼(大串・筏)/5,000円(蒲焼・ご飯・きも吸・お新香・大根おろし)
天然鰻重箱(大串・筏)/5,000円(鰻重・きも吸・お新香・大根おろし ) /ビール1本
その他
●会 計/13,500円
この日はたまたま連れが「うなぎが食べたい!」と言い出したので、次の瞬間に野田岩の‘天然鰻’が頭に浮かんだ。そういえば、前回に野田岩を訪れたのは今年の三月でそのときはまだ時期が早く天然鰻にありつけなかった。
ならば今日こそは・・・と思い立ち、とりあえず店に電話をしてみると運良くまだ天然鰻が残っており取り置きしてもらえるとのことだったのでお願いすることにした。
店に着いたのは19:20頃だったが、案の定、店内の待合席に座りきれない客が表まであふれている。すかさず玄関に用意されてある順番待ちのリストに自分の名前を書込みしばし待機することに。このとき順番待ちをしていた先客はざっと15組くらいだろうか、まぁ30〜40分は軽く待つことになるだろうと覚悟を決めた。ちなみに野田岩で鰻を食べようとするときは空腹時は避けるべきである。なぜなら席に着くまでに30分、更に席に着いてから鰻が出てくるまで30分はかかるため、都合一時間程度は待されてしまうことが普通にあるからである。
しばらく表をウロウロしながら時間つぶしをしていると、ようやく名前を呼ばれた。この時、時計に目をやると20:10頃だったので結局表で50分待ったことになる。
この日に通されたのは1階奥の厨房寄りのテーブル席だ。当然のことながら空席などひとつも無く、周囲の先客らは旨そうに鰻を食している。すぐにお姉さんが注文を取りに来たが、既に電話で天然鰻の蒲焼と鰻重を注文してあったのでその確認だけだ。
さてさて、ビールで喉を潤しながらあとは鰻が焼き上がるのを待つだけである。連れと他愛無い世間話しをしながら待つこと約35分、蒲焼と鰻重が運ばれてきた。野田岩の蒲焼はステンレス製の器に熱いお湯を張り、その上にかぶさった漆の器の中に蒲焼を収めた状態で供される。客が鰻を食べ終わるまで冷えないようにとの心憎い配慮である。
では先ずは定石通りに肝吸を一口頂く。出汁も塩の効き具合も文句のつけようがなく旨い・・・
次は鰻になにも足さずにそのまま食する。養殖モノと明らかに違う点は人工的に肥えさせられていないので、無駄にふっくらしておらず、柔らか過ぎず、身が締まっているせいかむしろ蒲焼自体の厚みは薄く素朴で適度な歯応えがある。
野田岩の鰻のタレは私の好みとは少し違うので、タレはかけずに山椒をふり食べることに。
ご飯を一口・・・「旨い」。
前回はこの店の米に苦言を呈したが、この日は米が立っていて味も歯応えも炊き加減も全てが別物であった。大降りの蒲焼とご飯をあっという間に完食してしまった。
連れが残した鰻重も少し手伝ってやったが、やはり鰻は鰻重よりも蒲焼の方が旨いと感じた。

「鰻・蒲焼 前川」
●住 所/台東区駒形2-1-29
●電 話/03-3841-6314
●訪問日/2007年3月31日(土)
●入店時間/19:05
●オーダー/前川(コース料理)×2
(先付・通し・板うに・白焼・う巻・うざく・茶碗蒸・蒲焼・吸物・ご飯・お新香・水菓子)
●会 計/12,600円×2
浅草雷門からほど近い駒形橋のたもとにこの店はある。前川は江戸後期より続く創業200余年の老舗で、この界隈では有名なうなぎ屋だ。
一階の玄関で靴を脱ぎ、二階の座敷へ上がると眼下には隅田川が流れ、そこを屋形船が往来するという眺めはこの店の売りでもある。二階の座敷は二十畳程あって、先客は4組いたが窓際の眺めの良い席に通された。
この日も相棒である娘を連れていたので、お勧めのうなぎ懐石風‘前川’を2つ注文。仲居さんから「お食事は蒲焼とお重とどちらになさいますか?」と尋ねられたのでいつもながら私は蒲焼で娘はうな重を頼んだ。
先付とお通しがすぐに出された。この日の先付は蛍烏賊の塩辛風でお通しはしめじと青菜の和え物である。次に板うにが出てくる。板うにとは二枚のかまぼこに解凍したうにとわさびが添えられた料理で、うにとわさびをかまぼこで挟んで食すというものである。ここまで至極平凡で特に料理に対するコメントは無い。お次は白焼にわさびが添えられ土佐醤油が付いて出された。うなぎの白焼はそれ自体どうと言うこともないが、土佐醤油との相性は良かった。そこからう巻・うざく・茶碗蒸と続くがどれも平凡で老舗名店の名に相応しい料理とは言えない。ここまでの所要時間は入店してからちょうど一時間程度だ。

さて、次はいよいよ主役の蒲焼の登場である。見た目の色艶厚みはとても良く旨そうな蒲焼だ。うなぎに箸を伸ばす前に肝吸をひとすすりしてみる。薄味の吸物だ。だがこれも旨いとは感じない。出汁の利きが不完全であるばかりか、逆に何か独特な出汁のとり方をしているようで吸物自体の味に少しクセがあるためそれが宜しくない。
ここで初めて蒲焼を一口頂く。さっぱりしていて、焼き・蒸し共に悪くない。だが、その両方ともに田川が優勢である。次にタレをかけて一口頂く。もう一口・・・旨い。このタレはさらっとしているがうなぎの味を引き立てる役割をしっかり果たしている。どうやら巷で前川のうなぎが旨いといわれる理由はこのタレにあるよだ。
最後に山椒をふってみる。んー、、山椒は風味が半分失われている状態だ・・・
口直しにご飯を頂く。炊上がってから一定の時間を経過してはいるものの普通に食せるがやはりうな重に合う米である。お新香はカブの浅漬けだがこちらにも特にコメントは無い。
前川でうなぎを食する機会があったなら、“蒲焼”か“うな重”を単品でオーダーすべきである。残念ながら懐石風の他の料理は全て平凡なものでなんの感動もなくただ腹だけが膨れていくという印象だ。この点については下町の庶民的な小料理屋あたりでももっと気の利いた小鉢料理を出す店があるように思う・・・
以下は前川の蒲焼・うな重のメニュー
【白焼】
●2,625円
【うな重】
●3,465円
●3,990円
●4,725円
【蒲焼】
●4,725円
●5,775円
●6,825円
最後にこの日座っていた席から前川自慢の眺めを・・・


「うなぎ 田川」
●住 所/杉並区西荻窪2-3-4
●電 話/03-3333-5239
●訪問日/2007年3月18日(日)
●入店時間/13:20
●オーダー/蒲焼定食/3,150円(蒲焼・ご飯・肝吸・お新香)
鰻重(梅)/2,100円(鰻重・肝吸・お新香)
今日は朝から三鷹の方へ用事があったのでその帰りに娘を連れ田川の暖簾をくぐった。この田川は城西地区では荻窪の安斎と並び称されるうなぎの名店として有名だ。
引戸を開けて店に入ると正面奥には店主家族の茶の間だろうか小上がりがあり、そこから弟店主が声を掛けてくる。「40分くらいかかりますが宜しいでしょうか?」こちらが了承すると入店を許される。店内は入口を入って左側に調理場があって、右側に客用の小上がりがある。席数は少なく小さな3〜4人掛けのテーブルが1つと、2人掛けのテーブルが2つあるだけだがこの日はお昼時というのに客は誰もいない。
靴を脱いで座敷へあがり、一番広めのゆったりしたテーブルへと腰を下ろす。メニューを見て注文を伝える。娘は鰻重の梅。私は蒲焼定食だ。
ちなみにメニューの中身を列挙すると
【鰻重】
竹 /1,800円
梅 /2,000円
特上/2,500円
【蒲焼・白焼】※ご飯無し
竹 /1,600円
梅 /1,800円
特上/2,300円
特上/2,800円
【蒲焼定食】
3,000円
※以上全て税別
といった具合で、ユニークなのは蒲焼の特上が二種類あることだ。

さて、注文も終わりあとはうなぎが焼き上がるのをじっくり待つだけである。この田川も名店と称される他の店と同様に客の注文が入ってからうなぎをさばき始める。ただ、客席から調理場が丸見えなので仕事の進み具合が観察できるところが面白い。注文から5分後、裏でさばかれたうなぎが串に刺され炭火にかけられる。うなぎを料理するのは弟店主の仕事でその他の仕事は兄店主が担当している。更に5分後兄店主の手によって米が炊飯器にかけられる。このとき炊飯器の中へ10cm程度の長さの炭が二本入れられた。おそらく備長炭だろう。しばらくすると蒸篭が用意され、うなぎががその中へ移され蒸される。途中蒸篭の蓋のうえから熱湯がまわしかけられ更に蒸される。蒸篭から取出されたうなぎが再度炭火にかけられる。米が炊上がり、肝吸の準備も進み、注文からぴったり40分後、テーブルに鰻重と蒲焼定食が並べられた。見事な仕事ぶりである。
まずは肝吸の蓋をあけ一口すする。更にもう一口・・・極薄味のお吸物である。うなぎの味を生かすためにあえてここまで薄味に仕立ててあるのだろうか!?いや如何なるメッセージがこめられているといしてもこれはいかがなものか、、
次に大皿へ盛付けられたうなぎへと箸を伸ばす。一口食べて考える。そしてもう一口。蒸し、焼き共に良い仕事が施されていて上手く仕上がっている。表面は程よく焼けていて中はふっくら柔らかい。肉厚も歯ごたえも申し分ない。だが何かが引っかかる・・・
ここで口直しに炊きたてのご飯を頂く。見た目にも艶々して米の一粒一粒が活き活きとしているので上手く炊けていることが見て取れる。そのご飯を口の中へ・・・普通に旨い。米を炊くときに炊飯器の中へ炭を入れたせいか米糠臭がまったくしない。しかしズバリこれは鰻重に合う米である。鰻重は重箱に敷き詰められたご飯の上からタレをかけるので、そのタレとご飯が絡み合った状態で口の中へ入ってきたときに旨く感じるか否かが勝負である。従って米そのものがいくら素晴らしくてもそれ自体が単独で主張するのではなくタレとの調和があってこそ鰻重は旨いのであるという理屈はわかる。ただ“あえて欲を言うならば”と前置きしたうえで言わせてもらうと、名店と称されるからこそ蒲焼のようにご飯にタレをかけずにうなぎとご飯を別々に食する客にはもう一段上の米を選別のうえ供して欲しいと願うのである。(鰻重より蒲焼定食の方が値も良いわけだし・・・)
次に木彫りのひょうたん容器に入った山椒を振ってみる。
ん?これはダメだな。山椒の新鮮な風味と香りがとんでしまっている。保存状態が宜しくないのか、適正な賞味期限が過ぎてしまっているのだろう。最後にタレを少々たらして食してみる。なるほど・・・先ほど何かが引っかかっていた理由がわかった。うなぎの蒸し・焼き具合は申し分ないのだが、このタレは些か問題有りのようだ。やや辛口なのは然程問題ないが、このタレには何か独特な塩辛さというか隠れた苦味のような味があり、うなぎが食道を経て胃袋の中へ収まったあとも舌にその後味が残っている。これが旨味としての後味ならば良かったのだが・・・そうではない。
付合せの漬物はきゅうり・大根・人参のぬか漬けと奈良漬で、おそらくぬか漬けは自家製だろう。少々塩気が強すぎる感がある。
結局完食はしたものの食事中ずっと例の後味が気になってしまい、なにやら複雑な心境で店を出た。
最後に一言添えるならば、店内の衛生面にはもっと気を配って頂きたい。家族経営なのでその点がつい甘くなってしまうのか、店の掃除が行き届いていないのが残念だ。

「五代目 野田岩 麻布飯倉本店」
●住 所/港区東麻布1-5
●電 話/03-3583-7852
●訪問日/2007年3月10日(土)
●入店時間/18:25
●オーダー/蒲焼・桐(蒲焼・ご飯・きも吸・お新香・大根おろし)
●会 計/5,500円
“創業160余年の老舗”「うなぎの野田岩」といえば天然うなぎにこだわる東京の名店として有名だ。 ネット上でも多くのレビュアーがコメントを載せているのでここでは店の詳細については省くことにする。
店に入店したのは土曜の18:25頃で、入り口脇の待合席でしばし待機を。するとタイミング良く六本木のクラブFのAママから電話がかかり、ちょっとした世間話しをしている間に和服姿の御姉さんから声をかけられ二階の座敷へ案内された。店内はほぼ満席といった風で、となりの席にはやや先に入店したと思われる家族連れがメニューを広げていた。60代とおぼしき品のよさそうなご夫婦とその娘夫婦だろうか家族団欒という雰囲気で和やかに談笑している。
この時期は天然モノの鰻が入手できないということで普通に蒲焼を注文。(天然モノは4月〜12月くらいまで)基本的に私の場合、鰻を頂くなら「うな重」よりも、鰻とご飯を別々に食する「蒲焼」の方が好みである。よってここで注文したのは、「蒲焼の桐」。ビールをちびちびやりながら待つこと約30分、蒲焼が運ばれてきた。同時に隣の席にも鰻重が四つ運ばれてきた。
まずは肝吸いを一口・・・すぐに「旨い」と感じた。出汁はやや甘口であっさりしていて塩気が控え目なお吸物である。次に鰻へと箸を伸ばし一口頂く。山椒をふりかけもう一口。更にタレを少々かけてもう一口。正直なところ「旨い」とは感じない。
鰻自体の味はクセがなくほど良く仕上げられてはいるものの、時期的なせいか脂の乗りはイマイチだ。だが最も深刻な問題は鰻が柔らか過ぎることだ。その為に箸で切る度にボロボロと崩れ落ちてしまう。故に口の中に入れたときの‘うなぎの食感’と‘歯応え’が物足りない。タレもさっぱりと薄味でまとめられているので、これを上品な味と表現する向きもあるかと思われるが・・・いかがなものか
口直しにご飯の蓋を開けた瞬間「あれっ?」と思った。
それを一口頂いて確信した。ご飯は味も炊き方も名店の名に相応しいそれとはとても言えない代物だ。まず目で見た瞬間に米粒に艶がなく、寝てしまっているので米の炊き加減も炊上がってからの保存状態も宜しくないことが想像できる。実際に食してみるとやはり米本来の味と香りが希薄で歯応えもない。これにはガッカリさせられた。
付合せのお新香はごくごく普通。箸休めとして付いてくる味つきの大根おろしはすりおろしてから一定の時間が経過してしまっているようで、大根の程好い辛みと風味が失われてしまっている。最後に肝吸いの中に残った鰻の肝をパクリと頂いたがこちらはアクも苦味も無きに等しいお味であった。一通り完食はしたものの、満足感は・・・
次回は、天然モノに期待することにしよう。
ちなみに、となりで鰻重を食していた家族連れも重箱の蓋を開けたときには「うわ〜美味しいそう!」と喜んでいたようだったが、食事を始めてからは一度も「美味しい」という言葉を発することはなかったようだった。
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